英語のリスニングに必須 – 音声変化 2 リダクション

必ず話せるようになる!40歳からの英会話 読者登録フォーム

 

英語が聞き取れない!!
というお悩みはとてもよく聞きます。

 

「スピードが速くてついていけない。」

「知らない単語が多くて内容が理解できない。」

「スラングや慣用句が多くてわからない。」

など、聞き取れない理由は様々ですが
その中でも最も厄介なのが
音声変化だと私は思っています。

 

何種類もある音声変化ですが、

代表的なものは

リンキング、リダクション、フラッピング

の3つです。

 

今回はその中のリダクションについてお話しします。

 

リンキング、フラッピングについての記事はこちらになります。

併せてお読みください。

英語のリスニングに必須 – 音声変化 1 リンキング

 

 

 

さて、音の「脱落」とも呼ばれるリダクションとは、

消滅したわけではないのに

他の音に比べてとても弱く発音されるため、

聞こえない音のことです。

 

リダクションの起こる理由は、

発音しない方が楽だからです。

 

全て音をはっきり発音していたら

速く話せないし

文章にリズムが生じないからです。

 

リダクションには様々なケースがありますが、

ここでは最も頻繁に起こるリダクションを

3つのグループに分けてご説明します。

 

 

目次

破裂音 + 破裂音でリダクションが起こる場合

 

英語の破裂音とは

P、T、B、D、K、G

となります。

 

口の中で空気を溜めて

それを破裂させて出す音です。

 

この破裂音が、単語の最後にあるとき

リダクションが起きやすくなります。

 

たとえば

Stopという単語です。

 

単語単体で発音されると

最後のPが軽く聞こえます.

 

 

でも後に単語が続くとリダクションが起きる

ことが頻繁にあります。

 

たとえば

Stop talking.

話すのをやめて。 

 

のようになり P がほとんど聞こえません。

 

このパターンのリダクションを

いくつか見てみましょう。

 

音声は、最初はリダクション無し、そしてリダクション有り

を2回繰り返します。

 

Good-bye

さようなら

 

Goodd がほとんど聞こえません。

 

Wet pajama

濡れたパジャマ

 

Wett  ががほとんど聞こえません。

 

Take care.

気を付けてね。

 

Take ががほとんど聞こえません。

(Take e はもともとサイレントで発音されません。)

 

Big boy

大きな男の子

 

Bigg ががほとんど聞こえません。

 

 

機能語においてリダクションが起こる場合

 

次は機能語が弱く軽く短く発音され

リダクションが起こるパターンをご紹介します。

 

まずは内容語機能語のご説明から。

 

英単語の全ては、内容語か機能語のどちらかに分類されます。

 

内容語

  • それだけで意味のある言葉(文章の中で大事な言葉)
  • I、Pen、Waterなどの代名詞・名詞、Play、Eatなどの動詞、Pretty、Busyなどの形容詞、Very、Almostなどの副詞
  • ストレスが置かれる
  • 強く、高く、長く発音される

 

機能語

  • サポート役で、それだけでは意味がない言葉 (内容語ほど大事でない言葉)
  • At、On、Withなどの前置詞、そしてThe、Aなどの冠詞
  • ストレスが置かれない
  • 軽く、素早く発音される

 

内容語に比べてあまり大事ではない機能語は、

あまりエネルギーを使わずに

弱く軽く短く発音されます。

 

音声を聞いてみましょう。

 

緑の文字が機能語でリダクションが起きます。

 

最初はリダクション無し、そしてリダクション有り

を2回繰り返します。

 

Boys and girls

男の子達を女の子達

 

Andd ががほとんど聞こえず、エンのように聞こえます。

 

The concert starts at 7.

コンサートは7時に始まります。

 

The が弱く軽く短く発音されます。

At ががほとんど聞こえず、アッのように聞こえます。

 

I like him but I don’t like his friends.

彼は好きだけど、彼の友達は好きじゃないわ。

 

But ががほとんど聞こえずバッと聞こえ、すぐ次の I に続きバッライのように聞こえます。

But I が、バッタイではなくバッライに聞こえる理由は

次回の ”音声変化3 – フラッピング” にてご説明します。)

 

このように機能語でリダクションが起こると、

速く話せるだけでなく、

文章にリズムが生じます。

 

英語を英語らしく話すには

このリズムがとても大事です。

 

英語のリズムに関してはこちらを参考にしてください。

英語のリズム 1 – あなたの英語は英語らしく聞こえる?

英語のリズム 2 – 英語のリズムを身に付ける練習法

 

nの後ろのtが落ちリダクションが起きる場合(アメリカ英語)

 

さてリダクションの最後のグループは

n の後ろに来る t が消えるというものです。

 

これは主にアメリカ英語によって起こります。

 

そして人によってリダクションの程度が違ったり、

同じ人でも時と場合により変わったりしますが、

とてもよく耳にしますので

このパターンもいくつか見てみましょう。

 

音声を聞いてみましょう。

 

最初はリダクション無し、そしてリダクション有り

を2回繰り返します。

 

Twenty

20

 

t が消えて、トゥウェニーのように聞こえます。

 

Internet

 

t が消えて、イナーネッのように聞こえます。

 

 

Center

中心

 

t が消えて、セナーのように聞こえます。

 

Winter

 

t が消えて、ウィナーのように聞こえます。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

このように音声変化のルールを

ある程度頭に入れてから

それを意識してリスニングをすると

ずっと聞き取りやすくなります。

 

またこれらのルールをスピーキングに使ってみると

あなたの英語がずっとネイティブっぽくなります。

 

ぜひお試しくださいね!

 

動画はコチラから。

 

【無料メルマガ】国際恋愛・海外移住を成功させる英会話