以前の記事、英語のリズムの作り方1で、
英語を英語らしく話すにはどうしたらいいか
ご説明しました。
詳しくはこちらから。
簡単に復習すると、
- 英語には英語特有のリズムがある
- 英語のリズムはストレス(アクセント)によって作られる
- 単語は内容語と機能語に分かれる
- 内容語にストレスが置かれる
- 内容語の中でも一番大事なものに、一番大きなストレスが置かれる
以上を意識して英語を話すと、
文章にメリハリが生まれ
英語らしい英語となる、
ということでしたね。
さて今回は、
英語が英語らしく聞こえる仕組みがわかったところで、
それを身に付けるための
実際の練習法をお話ししたいと思います。
まず最初に理解していただきたいのは、
英語の習得、特にスピーキングに関しては
スポーツや楽器の習得に似ている、
という事です。
理論やルールを学んだ後は
繰り返し繰り返し練習し
体に覚えこませます。
ただこれも、きちんと仕組みをわかってやるのと、
わからないでやるのとでは
上達の速さが違いますので
前回の記事で仕組みをご説明しました。
というわけで、
今回は英語の文章を見ながら
練習法をお話しします。
音声を聞きながら
練習してみてください。
目次
Nice to meet you.
最初の例文はこちらです。
Nice to meet you.
お目にかかれて光栄です。
最初のステップは、
どの単語にストレスが置かれるか
見極めることです。
そのために、文章中の単語を
内容語と機能語に分けてみましょう。
内容語
- Nice
- meet
- you
機能語
- to
内容語にはストレスを置いて、
強く、長く、高く発音します。
機能語にはストレスを置かず、
軽く素早く発音します。
更に、
内容語のなかでも、一番大事な単語に、
一番大きなストレスを置きます。
大事な単語は状況によって変わります。
その時自分が
何を一番強調したいか
で決まります。
今回はお目にかかれて、
つまりmeet
が一番大事な内容語と決め
一番大きなストレスを置きます。
音声はこちら
Nice to meet you.
いかがですか?
Meetが一番強調され、
toはとても軽く短く
発音されていましたね。
同じリズムで言えるように
練習してください。
決して早く言う必要はありません。
ゆっくりでも、正しいリズムで言うことが
一番大事です。
それではあと二つ文章を見てみましょう。
The wedding was at the hotel.
The wedding was at the hotel.
結婚式はそのホテルで行われた。
まずは、内容語と機能語に分けます。
内容語
- wedding
- hotel
機能語
- The
- was
- at
- the
結婚式、wedding
が一番大事な言葉として
一番強調します。
音声はこちら
The wedding was at the hotel.
いかがですか?
Weddingが一番強調され、
そしてWeddingとhotelに比べ、
Theとwas at the
が軽く素早く発音されているのが
わかりましたか?
ゆっくりと、
メリハリをつけて言えるように練習して、
出来るようになったら
少しスピードを上げてください。
それでは最後の例文です。
We are having a picnic in the park.
We are having a picnic in the park.
わたしたちは公園でピクニックをしている。
まずは、内容語と機能語に分けます。
内容語
- We
- having
- picnic
- park
機能語
- are
- a
- in
- the
そして今回はピクニック、picnic
を一番大事な言葉として
一番強調します。
音声はこちら
We are having a picnic in the park.
いかかでしたか?
文章が長い時は
一気に全部言わずに
区切って練習するのもお勧めです。
まずは、
We are having
の部分だけ練習し、
リズムが掴めたら次は
We are having a picnic
まで言う。
そしてそこまでのリズムが掴めたら
We are having a picnic in the park.
と全部言う、という感じで練習してください。
このような感じで、
自分で例文を用意して
例文通りのリズムで言えるように
繰り返し練習してください。
あなたの英語が
どんどん英語らしく聞こえるように
なっていきます!
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