「英語を話すとき思ったことが咄嗟に口から出ない。」
「頭の中で文章を組み立てるのに時間がかかって、会話についていけない。」
これらは多くの方に共通するお悩みです。
充分な語彙力と文法の知識があるのに、
スピーキングとなると全く出来ない、
と頭を抱えている方はたくさんいます。
もし今あなたが、
スピーキングの力を伸ばすことを目的としているなら、
そして中学で習うレベルの英語、
つまり基礎がある程度できているとしたら、
これ以上単語を覚えたり、
難しい文法を理解するの一時的にストップして、
一か月間話すことに特化してみてください。
必要なことは瞬発力を鍛えるトレーニングです。
今現在あなたの頭の中に
きちんと蓄積されている英語が
いざというときに咄嗟にでてこないのは
単純にトレーニングが足りないからです。
つまり咄嗟に英語が出てこないのは
英語を話している絶対的な時間数が足りないだけですね。
トレーニングを積めば、
中学英語だけで自分の言いたいことが
こんなにも言えるのだ、
とびっくりするはずです。
とは言っても、なかなか話す相手がいないんだ、
というのは悩みの種ですよね。
そこで英語で独り言を言う、
というトレーニング方法を聞いたり
実際試してみた方も多いのでは
と思います。
瞬発力を鍛えるために、
繰り返し繰り返し
英語を口にします。
これはピアニストが毎日ピアノを練習して
鍵盤を見なくても弾けるようになる、
または、
サッカーの選手が毎日サッカーを練習して、
いちいち深く考えなくても、どこにパスすればいいか反射的にわかる
ようになる感じです。
とにかくできるだけ自分の脳を
英語に馴染ませることが必要です。
その時間が長ければ長いほど英会話は上達します。
騙されたと思って
独り言を一か月だけでもやってみてください。
まったくお金はかかりませんし、
失うものはないどころか、
必ずあなたの英語の瞬発力がアップします。
難しいルールなどなく
頭に浮かんだことを
反射的に口に出していけばOKです。
それでは具体的にどんな感じになるか、
私がやっていくつかの場面をお見せしますので、
写真と音声でやり方の感じを掴んでください。
目次
朝起きたら
窓の外を見ながら独り言を言います。
おはようございます。なんて綺麗な朝日!
今日は晴れそうだわ。
バスルームで
お化粧してます。
髪をブラシしなくちゃ。
朝ごはん
朝ごはん何食べようかな?
えーっと、スクランブルエッグにしよう。
スクランブルエッグ作ってます。
電子レンジでスープを温めよう。
あーあ、お皿洗わなきゃ。
掃除する
あー、すごい散らかってる。
今日、うちの掃除しなくちゃ。
床にモップをかけてます。
リラックスする
ネットフリックスでお気に入りの番組を見てます。
ポップコーン食べてます。
この番組面白い。大好き!
いかがでしたか?
こんな感じに自分のやっていることや
考えていることを
実況中継のように言います。
そしてここで一つ気を付けたいのは、
正確にしゃべろう、
完璧な英語を話そう
としないことです。
目的は正確さではなく、
多く話すことです。
もし、文章が言えなかったら
単語だけでもいいです。
朝ごはん、何を食べようかしら?
What should I have for Breakfast?
と全部言えなかったら、
Breakfastとかhave breakfast
から始めてもいいですね。
短くシンプルに文章、
または単語だけを
口にするところから始めてもOKです。
言いたいことが言えなかったり、
言ってはみたものの、
あっているのか心配な場合は、
とりあえずどこかに書き留めておいて
後で確認してください。
いちいち確認していると嫌になるので、
一日の終わりにいくつかの文章を
確認するのがいいと思います。
そしてそれを週末にまとめておさらいして、
翌週も繰り返しそのフレーズを使い
確実に自分のものにしましょう。
反復はとても大事です。
わからない文章はDMM英会話で調べたり、
Google翻訳を使ったり、
Google に文章をそのまま入れてみると、
似たような文章や質問が出てきます。
英語で独り言を言うって、
結構最初は気恥ずかしいのですが、
一日やれば絶対慣れますし、
どんどん楽しくなっていきます。
このように普段から、
考えていることを英語で口に出して言っているうちに、
英語で考えることが出来るようになってきます。
そうすると、日本語から英語に翻訳する過程が省かれて、
瞬発力がグッとアップしますね。
というわけで今回は、
独り言による英語の瞬発力の鍛え方をお話ししました。
ぜひ、少なくとも一か月続けて、
ぜひその効果を感じてみてください。
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