「出来るだけ効率よく英語の勉強をしたい!」
と、考えていらっしゃる方いませんか?
私はアメリカに30年以上住んでいるので、
どうしたら英語が速く上達するかよく質問されます。
英語の勉強に、
魔法のような近道はないのですが、
それと逆に、
間違った勉強法により
遠回りになる可能性はあります。
時間だけが過ぎていき、少しも上達を感じられない、
いつまでも初心者の域をでない、
学ぶことが多すぎて、いつまでたっても英語を習得できない、
と心配される方はたくさんいます。
というわけでこの記事では、
出来るだけ短い時間で
効率的に英語を学ぶ方法
をご説明します。
難しいことではありません。
具体的なステップをお見せしますので
その通りにやってみてください。
きっと今までと同じ時間で、
何倍もの成果を上げることが
出来るようになるはずです。
目次
ステップ1 英語学習の目的を明確にする(ゴールはどこですか?)
まず質問させて下さい。
あなたはなぜ英語を勉強しているのですか?
英語をマスターしたら、その英語を使って何をするつもりですか?
まずは上の質問に
迷わず答えられるようになる
のが大事です。
あなたの英語学習の目的は何ですか?
たとえば、
- ビジネスで英語を使うから
- 旅行中に困らないように
- 留学したいから
- 恋人や友達を作りたいから
- ボランティアをしたいから
- 映画を字幕なしに見たいから
など。
できるだけ
具体性のある目的
を持つ必要があります。
さらに、一言で「英語」と言っても、
とても幅が広いからです。
逆に以下のような目的は、
具体性がなく、
どのような場面で英語を使うのか
イメージしにくいのでお勧めしません。
- 一般教養として身に付けたい
- かっこいいから
- 世界観が変わるから
と、いうわけでステップ1は
英語の勉強学習の目的をはっきりさせる
ことです。
ステップ2 学習内容を絞り込む (勉強するべきことは?)
英語学習を考える時、大前提として
「英語」というものを全て学び尽くすのはムリ、
というものがあります。
それゆえに、
ステップ1でハッキリさせた目的に合わせた学習内容
に絞り込む必要があります。
つまり、
必要なことだけを学ぶ
のです。
これこそが最も効率的な英語学習法です。
あまりにシンプルな解決法で拍子抜けしましたか?
でもこれをやっていないがために、
一生使うことがないであろう単語や言い回しを
暗記したり、理解したり
に時間を費やしている人たちがたくさんいるのです。
英語学習の目的を明確にしないで、
本当に勉強すべきことは何なのかわからがわからず、
手あたり次第勉強しているのです。
まるで、ゴールがどこにあるかわからないマラソン
をやっているようなものです。
学習内容の絞り込みは、
例えば旅行英語、
特にアウトドア旅行に興味のある人だったら、
旅行をアレンジするために交通手段、宿泊施設、
かんたんな買い物やレストランでの英語を学べば、
旅行中とても役にたちます。
更に、アウトドア用語や言い回しを学べば、
現地で友達を作ることが出来て
想い出深い旅になりますよね。
英検やTOEICの勉強は必要ないわけです。
逆に、ビジネスに英語が必要な人にとっては、
英検やTOEICが会社から求められ、
そのための勉強をする必要があるかもしれません。
そのかたわら、Wall Street Journalを読んでみるなど、
前述の旅行英語の人とは
学習内容が違うはずです。
と、いうわけでステップ2は、
学習内容を絞り込む、
です。
ステップ3 学習内容の確認作業 (理想の自分像)
さて、最終ステップは、
ステップ2で絞り込んだ学習内容の確認です。
これは一回やれば終わりというわけでなく、
毎日やることです。
「えっ、でもステップ2でちゃんと学習内容絞り込んだから、後はそれをやっていけばいいのでは?」
と思われますよね。
もちろん、それでもダメではないのですが、
もう一歩踏み込んで
更に勉強が効率的になる方法を知りたい方は、
このまま続けて読んでください。
前述の、
ビジネス英語を学んでいる人を例にお話しします。
もし、あなたがビジネス英語を学んでいるとしたら、
あなたの目的・ゴールは何ですか?
「だから、ビジネス英語が上手に使えるようになることでしょ?ステップ1で決めたでしょう?」
が、あなたの答えですか?
だとしたら、
それはちょっと違うのではないでしょうか?
あなたのゴールは、
英語が上手に話せるようになる、
ではなく、
英語を使って活躍する国際的なビジネスパーソンになる、
ではないでしょうか?
英語はなりたい自分になるための道具です。
毎日なりたい自分、つまり理想の自分に近ずくために
英語を勉強しているのです。
つまり、
最終的なゴールで待っているのは、理想の自分
ではないでしょうか?
ここまでわかったとして、
次にやることをご説明します。
それは、
すでになりたい自分になったのだ、と思いこんで毎日行動することです。
例えば、
自分はもう「国際的に活躍するビジネスパーソン」
であるとしたら、
その自分はどんな生活をするのだろう?
その自分は何を考えて、どんな人と付き合って、
どんな本を読んで、休日はどのように過ごすだろう?
と考えます。
そこで、
自分は金融関係だから、
アメリカの株価のニュースを見るだろう、
と思ったら
毎日CNBC(NBCによるビジネスニュース)を見ること
が、あなたの学習内容に足されるかもしれません。
また、
ネットワーキングのために、
外国人ビジネスマンのFBグループページに参加するだろう
と思ったら、
それが学習内容に足され、
外国人とコミュニケーションをとります。
お気づきと思いますが、それらの行動はもう
「英語学習」の域にとどまらず、
生きた英語を生活の中で使っている、
ことになります。
勉強ではなく、
理想の自分が、普通に生活の中でやることを、
あなたはすでにしているのです。
内容が難しくても、今はまだ全てわからなくても、
少しづつでも
将来の自分がやるであろうことを、
今すでにやり始めるのです。
私はこれ以上効率的な英語の習得法を知りません!
もう一つ例をあげましょう。
もし、
「外国人の素敵な彼と付き合っている私」
というのが 理想の自分像だったとしたら、
その自分は彼とどんなおしゃべりをしたいでしょう?
その自分は何と言って彼に告白するでしょう?
それを考えると、
その準備のために、
英語の映画やテレビを見て、
使えそうなフレーズを書き出すことが
あなたの「学習内容」に足されるでしょう。
その自分は、彼と京都旅行に行きたいと考えるかも知れない。
だとしたら、そのために、
あなたは京都についてのサイトをたくさん読んで、
英語で彼に説明できるようにと
「勉強」するでしょう。
そうです。
これらも全てすでに「英語学習」ではないのです。
理想の自分が将来やることを、
もう始めているのです。
英語を道具として使い、
なりたい自分に近ずく努力をしているのです。
理想の自分をゴールとして設定して、
そしてその自分が毎日何をするのか考えます。
すると
自分がやるべきことが自然に見えてきます。
そうしたらそれが出来るようになるよう毎日励む。
あなたに必要な英語学習はシンプルにそれだけです。
限りある時間をこれ以上無駄に使うことがないように、
この記事を読み終わったら、
すぐ始めてみてくださいね。
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