「シャドーイングって
よく耳にするけど効果あるのかな？」
「シャドーイングやってみたいけど
どこから手をつければいいの？」
「教材は何使えばいい？」
と、シャドーイングは
注目度の高い英語学習法ですが
色々と疑問も多いですよね。
そもそもシャドーイングとは、
「聞こえてきた音声のすぐあとを追って同じ事を言う」
という英語の勉強法です。
同時通訳者の養成学校で使われる
トレーニングの1つです。
というわけで、シャドーイングに関する
様々なご質問にお答えするために、
今回と次の2回に分けて
シャドーイングの徹底解説を行います。
第一回目は
- シャードイングを始める前に
- シャドーイングで伸びるスキル
- シャドーイングで伸びないスキル
第二回目は
- 教材選び
- シャドーイングのステップ
- シャドーイングののコツ
となります。
効果的に行えば
必ずあなたのリスニング、スピーキングの
スキルが上がります。
ちょっとしたコツがありますので
是非それを学んでくださいね。
目次
シャドーイングを始める前に
シャドーイングを始める前に
３つのことを知っておいてください。
全くの初心者には難しい
英語の学習をゼロから始める方
にはお勧めしません。
知っている単語の数がとても少ない、
基本の文法もまるで全くわからない、
という場合ですね。
また、シャドーイングは基本的には
一人で行います。
先生に間違いを直してもらうことも、
問題集をやる時のように
答え合わせもできません。
自分の言ったことが、オリジナルの音声と
どう違うのか、なぜ違うのか
ある程度自分の間違いに
自分で気がつけるレベルになってから
始めましょう。
自分の伸ばしたいスキルを認識してから始める
英語学習には
スピーキング
リスニング
ライティング
リーディング
の４つのスキルが必要である、
と言われます。
シャドーイングを行うことにより
上達が期待できるスキルと
できないスキルがあります。
（これは次の項目で詳しくお話しします。）
というわけで、自分が伸ばしたいと思うスキルが
シャドーイングによって伸びるのか、
確認してから始めましょう。
シャドーイングは下準備が大切
シャドーイングの初心者の方は
きちんと下準備をしてから始めることを
お勧めしています。
ただ、聞こえてくる音声を
オウム返しに言うのではなく、
スクリプトを用意したり
単語の意味を調べたり、と
特に最初のうち、シャドーイングに慣れるまでは
少し準備に時間がかかります。
慣れてくれば手順がわかり
それほど準備に時間はかかりませんが
最初は少し時間が必要だということを
理解してから始めることをお勧めしています。
シャドーイングによって伸びるスキル
リスニングのスキルが伸びる
まずは単語単位で考えると、
Appleと聞いてアッポウと聞き取れる
必要があります。
字で見てわかっても
耳で聞くとわからない言葉って
結構ありますよね。
この聞き取りの力を
シャドーイングで鍛えます。
次は、文章単位で考えてみましょう。
ご存知の方も多いと思いますが、
日本語と英語は文章の語順が
まるで違います。
リーディングの際は、
英語の文章を日本語の語順に
置き換える等、じっくりと分析して
理解する時間があります。
でもシャドーイングではその時間がなく
日本語の語順に置き換える事なく
英語の語順のまま聞いて理解し、
聞いた通りに言います。
この「英語の語順のまま」というのが
とても大切です。
いわゆる「英語脳」と呼ばれるものを鍛える
練習となります。
スピーキングのスキルが伸びる
毎日シャドーイングを行うのは
ピアニストが毎日ピアノを弾くのと
同じです。
楽器やスポーツと同じで、
英語もある程度、
体で覚える必要があります。
毎日英語を口に出して言うことにより、
発音が良くなり、そして英語のリズムが
身に付きます。
シャドーイングによってあまり伸びないスキル
逆に、シャドーイングを行なっても
あまり上達の期待できないスキルも
あります。
一つには「自分で文章を作る力」
はあまり鍛えられません。
既存の文章を聞いて、
正確に再現するのが
シャドーイングです。
自分の言いたい事を瞬時に作文して
言えるようにするには、
違ったタイプの練習が必要となります。
いかがでしたでしょうか？
シャドーイングはあなたにふさわしい
学習法だと思われましたか？
次回は具体的にどのようにシャドーイングを
行うかをお話しします。
お楽しみに。
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今回の内容の動画はこちらから。
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